平素より大変お世話になっております。
二番町地区再開発都市計画の件につき、現状をご報告申し上げます。
3月30日の都市計画審議会(以下「都計審」)で検討不十分として採決が見送られ、都計審の学識経験者メンバー6名による小委員会にて意見をまとめることになったことは、既にご報告の通りです。
これは、先般の区からの提案に対して絶対数では賛成意見が多かったものの、居住者に限れば圧倒的に反対意見が多かったことを受けてのことと存じます。皆様のお力添えに感謝と敬意を捧げます。
なお、小委員会では、6月中に検討会が開催されて意見がとりまとめられる模様でありますが、7月後半に行われる次回都計審に向けて、どのような方向になるか注目されます。
また、4月23日に千代田区議会選挙が行われました。選挙結果は下部の表の通りですが、これについては後述します。
選挙結果を受け、本件の取り進めを担当する千代田区議会の環境・まちづくり委員会のメンバーが下記の通り区議ホームページ上で発表されており、委員長は自民党嶋崎区議、副委員長は維新の会春山区議です。
千代田区議会 環境・まちづくり委員会メンバー
https://gikai-chiyoda-tokyo.jp/about/iinkai/kanmachi.html
なお、都計審の区議会議員メンバーは現時点では発表されておりません。
日テレ社は、本件事務所ビル建物高さ90メートル、2500㎡の広場を設置して、容積率を700%まで積み増すとの計画案を社内承認済として、計画変更する意向を現在までに示しておりません。守る会としては、中層・中高層の住居系複合市街地及び文教地区として落ち着いた佇まいを生かし、住宅を中心として教育施設、商業・業務施設が調和・共存したまちづくりをつくる、という都市マスタープランの精神を守る、但し、妥協しうる案として、都市再開発等促進区制度の適用は認めて容積率を633%までとし、建物高さは地区計画の60メートルを維持しつつ、2200㎡の広場を確保することが出来る筈との提言を中心に協議を続けたいと思っております。
本件の方向性を本来協議、取りまとめる役目の筈の日テレ通り沿道まちづくり協議会は、昨年9月以降全く開催されないままです。
住民の声を反映させる場として、再開を区に働きかけていきたいと思っております。今後の動きを見極めつつ、千代田区議会、千代田区担当部局、都計審に陳情なども行いたいと存じますので、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
今回(2023.4.23) | 前回(2019.4.21) | |
投票者数 | 25,345 | 23,760 |
投票率 | 48.59% | 48.06% |
有効投票数 | 24,974 | 23,415 |
今回(2023.4.23) | 前回(2019.4.21) | |||||
得票数 | 得票率 | 当選者数 | 得票数 | 得票率 | 当選者数 | |
自民党 | 9,093 | 36.4 | 9 | 12,420 | 53 | 14 |
都民ファ | 1,897 | 7.6 | 2 | 770 | 3.3 | 1 |
日本維新 | 1,775 | 7.1 | 2 | 447 | 1.9 | 0 |
共産党 | 1,574 | 6.3 | 1 | 1,841 | 7.9 | 3 |
公明党 | 1,338 | 5.4 | 2 | 1,513 | 6.5 | 2 |
立憲民主 | 1,316 | 5.3 | 2 | 1,583 | 6.8 | 2 |
国民民主 | 678 | 2.7 | 1 | 331 | 1.4 | 0 |
諸派 | 973 | 3.9 | 0 | 1,377 | 5.9 | 0 |
無所属 | 6,330 | 25.4 | 6 | 3,133 | 13.4 | 3 |
合 計 | 24,974 | 100 | 25 | 23,415 | 100 | 25 |
今回の千代田区議会の選挙結果で注目される点は、次の通りです。
ただし従来通り、番町の町並みを守る会は政治には中立で、直接関与するものではありません。
1.千代田区HPに発表されている通り、自民党当選者は2派に別れ、5名の当選者に無所属当選者1名が加わった6名の議員が「千代田区議会 自由民主党」と、4名の当選者が「千代田区議会自由民主党議員団」を、それぞれ組織している。
2.都民ファースト、立憲民主、国民民主からの5名に無所属からの3名が加わった当選者8名が「#次世代・国民民主・都民ファースト・立憲の会」を組織して、最大会派となっている。
※千代田区議会・会派紹介ページ
https://gikai-chiyoda-tokyo.jp/about/kaiha/index.html